
「2026年に開催される物流展示会にどれがあるか、全体像がつかめない」と悩んでいませんか。
2026年は東京・大阪・福岡など各地で、大規模な総合展から専門特化型まで複数の物流展示会が開催されます。開催時期・会場・主催・テーマを一覧で比較することで、自社の課題解決に最適な展示会を選定できます。
本記事では、主要な展示会の基本情報を解説します。開催概要は変更される場合があるため、参加前には各展示会の公式サイトで最新情報を必ずご確認ください。
物流展示会とは

物流展示会とは、運送・倉庫・ロジスティクス企業が最新の技術やサービス、機器を実地で比較検討し、業界課題の解決策を見つけるためのB2B総合展です。出展企業と来場者が直接商談・情報交換できるプラットフォームであり、2026年に開催される複数の展示会を通じて、自社の課題に適した企業やソリューションを効率的に見つけられます。
物流パートナーの不足やコスト削減が業界全体で急務となる中、展示会は単なる情報収集の場にとどまりません。実際に機器の操作性を確認したり、専門家に直接相談したりできる貴重な機会であり、出展側・来場側の双方にとってビジネスマッチングや新規顧客開拓の場として機能します。
運送会社や荷主企業、物流施設の管理者など、業界の幅広い立場の参加者が集まることで、業界のニーズと提供企業の最新動向をリアルタイムで把握でき、今後の経営判断や技術導入の検討材料として活用できます。
2026年開催中の物流業回向け展示会一覧

2026年に開催される物流業向けの主要展示会は、大規模総合展から専門特化型まで複数あります。開催地・時期・テーマがそれぞれ異なるため、自社の課題や来場しやすい時期に合わせて選べます。まず全体像を一覧で整理します。
| 展示会名 | 会期 | 会場 |
|---|---|---|
| 第17回 国際物流総合展2026 | 2026年9月8日(火)〜11日(金) | 東京ビッグサイト |
| 運輸安全・物流DX EXPO2026 | 2026年5月27日(水)〜29日(金) | 東京ビッグサイト |
| スマート物流 EXPO(九州・東アジア 国際物流総合展 INNOVATION EXPO 2026) | 2026年6月24日(水)〜25日(木) | マリンメッセ福岡 |
| 食品物流&3PL総合展 2026 | 2026年9月30日(水)〜10月2日(金) | 東京ビッグサイト |
| 第2回 EC管理・物流 EXPO【秋】 | 2026年10月21日(水)〜23日(金) | 幕張メッセ |
本章では、それぞれの展示会がどの業務課題に対応し、どの時期にどこで開催されるのかを順に解説します。
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第17回 国際物流総合展2026

第17回 国際物流総合展2026は、2026年9月8日(火)〜11日(金)に東京ビッグサイトで開催される、アジア最大級の物流総合展です。専門7団体が合同主催し、2年に1度秋に開催されています。自動倉庫や搬送機器などのハードウェアから、IoT・AI・DXなどのソフトウェアまで、物流業務全体に関わるソリューションが一堂に集まります。
出展規模・来場者数ともに最大級で、自社の課題に合ったパートナー企業を見つけやすい環境が整っています。前回(2025年のINNOVATION EXPO)は延べ約5万人超が来場した実績があり、過去最大規模での開催が予定されています。
物流現場の自動化から業務効率化まで幅広い出展者が集まるため、複合的な課題解決を検討する際にも適した場です。新規取引先の開拓や最新技術トレンドの把握を計画しているなら、来場を検討する価値があります。
詳細は国際物流総合展の公式サイトで確認できます。
運輸安全・物流DX EXPO2026

運輸安全・物流DX EXPO2026は、2026年5月27日(水)〜29日(金)に東京ビッグサイトで開催される、運輸・交通事業とICTの専門展示会です。運輸の安全対策と物流のデジタル化にフォーカスしている点が特徴です。
ドライバーの健康管理や健康起因事故対策から、AIを活用した配送・運行管理システム、自動点呼、ドライブレコーダー、デジタルタコグラフまで、現場で使える安全・DXソリューションが集まります。
近年は「人材不足対策」もテーマに加わり、採用・人材教育に関する展示も登場しています。ドライバー不足や安全管理の強化、点呼・労務管理のデジタル化といった課題を抱える運送事業者にとって、実践的なソリューションを直接確認できる機会です。
開催概要は公式サイトで確認できます。
スマート物流 EXPO

九州で開催される物流総合展として、2026年6月24日(水)〜25日(木)に「九州・東アジア 国際物流総合展 INNOVATION EXPO 2026」がマリンメッセ福岡で開催されます。国際物流総合展の専門7団体が合同主催する、九州初開催の総合展です。
これまで物流展示会への参加には東京や大阪への来場が前提になりがちでしたが、九州での開催により、地理的な負担を抑えながら情報収集やネットワーク構築ができます。
「輸配送効率化」「保管業務効率化」「物流管理・システム化」などのゾーンで幅広い製品・サービスを比較検討でき、東アジアを中心とした海外来場者の誘致も掲げています。九州は半導体産業の集積や農産品の主要供給地として物流課題が多い地域であり、地場企業と全国からの来場者を結びつける場として期待されています。
なお、「スマート物流EXPO」という名称の展示会はRX Japanが主催する別の展示会としても存在し、東京・大阪・名古屋などで開催されています。名称が似ているため、来場・出展の際は主催者・会場・会期を公式サイトで確認することをおすすめします。
九州の総合展の詳細は公式サイトをご覧ください。
食品物流&3PL総合展 2026

食品物流&3PL総合展2026は、2026年9月30日(水)〜10月2日(金)に東京ビッグサイトで開催される、食品物流に特化した専門展です。日本3PL協会とイノベントが実行委員会を組み、協会として初主催となる展示会で、冷凍・冷蔵・常温をつなぐ食品物流の課題解決をテーマにしています。
食品物流事業者は、複雑な温度管理要件や増加する受注への対応など、業界特有の課題に直面しています。
本展では、こうした課題を解決する3PL(第三者物流)事業者やコールドチェーン・温度管理、倉庫・保管、輸送、DX・省人化などのソリューションが集まります。来場企業は複数のパートナー候補を比較検討でき、出展企業は食品物流特有のニーズを持つ顧客と直接接点を得られます。
外食・中食・小売などの来場者が集まる「FOOD STYLE JAPAN 2026」と同時開催されるため、食品調達側と物流側の双方からの商談が可能な点も特徴です。食品分野でのパートナー連携を検討する法人にとって、数少ない特化型の選択肢といえます。
詳細は公式サイトで確認できます。
第2回 EC管理・物流 EXPO【秋】

EC管理・物流 EXPO【秋】は、年2回開催される「EC・店舗 Week(Japan IT Week等と同時開催)」の秋展で、2026年秋は10月21日(水)〜23日(金)に幕張メッセで開催されます。EC事業者や物流企業が、EC運営に必要なシステムと課題解決策を一堂に検討できる場です。なお同展は名称が見直される場合があるため、最新の名称・区分は公式サイトでご確認ください。
在庫管理・一元管理システムから倉庫管理(WMS)、フルフィルメント、出荷自動化・物流ロボット、返品・リバースロジスティクスまで、EC運営のバックヤードを効率化するソリューションが集結します。
EC業界と物流業界の両面から出展社が参加する点が特徴で、複数ベンダーの提案を比較検討できます。秋展は年末商戦に向けたシステム導入を検討する法人の来場が見込まれる時期でもあります。
出展を検討する企業には新たな取引先候補と対話できるメリットがあり、来場企業には複数の選択肢を比較できる環境が整います。参加形態(出展・来場)によって得られる効果が異なるため、自社の目的に応じた判断が必要です。
詳細は公式サイトで確認できます。
2026年の物流展示会で効率的に情報収集するコツ

2026年の物流展示会で有意義な成果を得るには、参加前の準備が欠かせません。来場目的を明確にして課題を整理し、事前登録を済ませておくことで、当日の限られた時間を最大限に活かせます。
本章では、参加前に取り組むべき2つの準備について解説します。
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展示会参加前に目的と課題を整理する
展示会参加の成果は、事前に「何を解決したいのか」を具体化できるかで大きく変わります。漠然と出展・来場するだけでは、ブース巡回に時間がかかり、実際の課題解決につながりにくくなります。参加前の準備段階で、自社の課題と展示会への期待を整理することが重要です。
まず、出展企業か来場者かによって準備方法が異なります。出展する場合は、「どの来場者層に自社ソリューションを紹介したいのか」「展示会後のリード獲得目標は何件か」といった、営業効果を測定できる指標を決めておきます。
来場する立場であれば、自社の運用課題(ドライバー手配の効率化、在庫管理の精度向上、配送コスト削減など)を3〜5個程度にまとめ、各課題に対応したベンダーのブースを事前にリサーチすることで、限られた時間を有効に使えます。
課題のリスト化では、「現状の問題は何か」だけでなく、「それが解決するとどのような改善につながるのか」という期待値も記録しておくと、展示会で見た製品やサービスを検討しやすくなります。
例えば「配送指示の入力ミスが月10件発生している」という課題であれば、その背景にある根本原因や、改善後の効果(ミス削減による時間短縮、クレーム軽減)を想定しておくと、判断基準が明確になり、後の導入検討がスムーズに進みます。
展示会参加前の事前予約・来場登録を済ませる
展示会の公式サイトで事前来場登録を済ませると、当日の入場手続きを短縮でき、限られた時間を効果的に活用できます。多くの展示会では、来場者が事前に企業名・業種・抱える課題を登録するシステムを用意しており、この情報が主催者やパートナー企業に共有されます。
その結果、自社のニーズに合った出展企業からのアプローチを事前に受け取れる場合があり、当日どのブースを優先的に訪問すべきかが明確になります。多くの展示会は事前登録により入場無料になるため、費用面でも登録しておくメリットがあります。
さらに、セミナーやプレゼンテーションの事前予約枠が用意されている場合、希望する企画への参加権を確保できます。人気の高いセッションは当日の先着順では席が埋まりやすいため、事前予約で確実に参加したい講演を押さえておくことで、待機に費やす時間を削減できます。
入場チケットを事前に取得しておけば、当日は受付を経由せず展示フロアへ進めるため、スケジュールに余裕が生まれます。
2026年物流業回向けの展示会でよくある質問(FAQ)

初出展企業が特に気にするのは、展示会の選び方・小間サイズ・営業フォロー体制の3点です。
本章では、これらの課題について、展示会選定から出展後まで段階的に判断軸を示します。
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Q1. 自社の課題に合う展示会はどう選べばよいですか?
来場する展示会は、自社が解決したい課題のテーマと、来場しやすい会場・時期の2軸で選ぶのが基本です。物流展示会は、幅広い分野を網羅する総合展と、特定の課題に特化した専門展に大きく分かれるため、目的に応じて使い分けると効率的です。
倉庫の自動化や配車・輸送管理など複数の課題をまとめて比較検討したい場合は、出展分野が広い国際物流総合展のような大規模な総合展が向いています。
一方、食品の温度管理や3PLの活用、EC物流の効率化といった特定テーマを深掘りしたい場合は、食品物流&3PL総合展やEC管理・物流EXPOなどの専門展のほうが、関連する出展社を効率よく回れます。
また、運送の安全対策や点呼・労務のデジタル化が課題なら運輸安全・物流DX EXPO、九州で来場しやすさを重視するなら福岡開催の総合展、というように会場やテーマで絞るのも有効です。
選ぶ際は、各展示会の公式サイトで出展分野・出展社リスト・併催セミナーの内容を事前に確認し、自社が探しているソリューションを扱う出展社がいるかをチェックしておくと、来場の満足度が高まります。
初
Q2. 当日、限られた時間で効率よく回るコツはありますか?
当日を効率よく回るには、事前に「見たい出展社」と「聞きたいセミナー」をリストアップし、会場マップで回る順路を決めておくことが重要です。物流展示会は会場が広く出展社数も多いため、行き当たりばったりで歩くと、目当てのブースにたどり着く前に時間切れになりがちです。
まず、公式サイトの出展社検索で自社の課題に対応する企業を絞り込み、優先度の高いブースを5〜10社程度ピックアップします。あわせて、興味のある併催セミナーやフォーラムの時間を確認し、その前後にどのエリアを回るかを組み立てておくと、移動のムダを減らせます。
人気セミナーは事前予約や早めの着席が必要な場合があるため、時間割を意識しておくと安心です。当日は、各ブースで確認したいこと(導入実績、費用感、既存システムとの連携可否など)をメモにまとめて持参し、商談後は名刺や資料に要点を書き込んでおくと、後の比較検討がスムーズになります。
複数日開催の展示会であれば、初日に全体を広く見て、2日目以降に有力なブースへ再訪して具体的な相談をする、という二段階の回り方も効果的です。
Q3. 入場料はかかりますか?事前登録は必要ですか?
多くの物流展示会は入場料が設定されていますが、公式サイトから事前に来場登録をすれば無料で入場できるケースがほとんどです。例えば国際物流総合展は当日3,000円の入場料がかかりますが、来場事前登録者は無料となります。展示会によって料金や登録方法は異なるため、来場前に公式サイトで確認しておきましょう。
事前来場登録には、入場料が無料になること以外にもメリットがあります。登録時に発行される来場者バッジやQRコードを使えば当日の受付をスムーズに通過でき、混雑時の待ち時間を減らせます。
また、事前に業種や関心分野を登録しておくと、関連する出展社の情報やセミナー案内を受け取れる場合があり、当日の回り方を計画しやすくなります。
あわせて、名刺を多めに用意しておくこと、当日の会場アクセスや開場時間を確認しておくこともおすすめします。展示会によっては同時開催の他展示会にも同じ登録で入場できることがあるため、登録時に対象範囲を確認しておくと、来場価値をさらに高められます。
2026年の物流展示会参加戦略のまとめ

2026年の物流展示会は、企業規模や経営課題に応じた段階的な選定と、早めの準備によって参加の投資対効果を高める機会です。
各展示会の来場予定者層や出展企業数、会期・会場を事前に確認し、自社の営業課題に対応するパートナーの参加状況も調べたうえで、参加の可否を判断することが重要です。
開催概要は変更される場合があるため、最終的な参加判断の前には各展示会の公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。
※本記事の会期・会場などの開催概要は2026年時点で公表されている情報にもとづくもので、変更・延期・中止となる場合があります。参加の際は、各展示会の公式サイトで最新情報を必ずご確認ください。